個人の自己破産事件のおすすめ書籍3選
目次
法律関係の書籍は、基本書から実務書まで幅広く種類があり、それぞれが対象としている読者層が異なるものの、開いて読み進めるまでこれが分からない書籍が多いです。
そのうえ、金額も高額なものが多く、試しに購入して合ってなければ仕方ないとあきらめきれるものでもありません。
そこで、今回は、個人の自己破産に関する書籍のなかで、特に新人の弁護士の先生方におすすめの書籍を集めましたので、参考にしてみてください。
明日、相談を受けても大丈夫! 破産事件の基本と実務―モデル事例と基本判例・論点でつづる破産法入門
この書籍でまずは大枠を確認しましょう。
ストーリー形式で進んで行くので、事件類型について、どういった流れで進んで行くのかざっくりと把握することができます。
今後、自己破産事件を何度も扱う中で、ずっと使えるわけではありませんが、最初のとっかかりとして有益でしょう。
最近のシリーズですので、情報も新しいです。
スキルアップ法律事務 破産申立ての事務手続
事務員さん向けに書かれた書籍ですが、その分ひとつひとつの用語や各書式の各項目レベルで事細かく記載するべき事項が載っています。
「明日相談を受けても」でざっくりとした流れを頭に入れたうえで、この書籍で、細かい部分について、必要十分な記載事項を確認しながら進めていきましょう。
破産管財の実務【第3版】
かなり分厚いので、実際の事件を進めていく中で不明な箇所について、調べる際の辞書として使用するのがよいでしょう。
管財人や裁判所の視点で記載されていることが多いので、その点は斟酌して考える必要がありますが、判断権者側の考え方・運用が分かるので、判断基準となる場面が多いです。
まとめ
新人の先生方が相談などにあたる場合には、どうしても色々とわからないことを聞かれたらどうしようと思うことでしょう。
依頼者の方も、初めてのことで不安が多く、安心してもらうには、まずは今後の手続きの流れを説明する必要があります。
そのため、まずは簡単な書籍から大きな流れをインプットしていき、その枠に少しずつ細かい知識を入れていき、実際に相談を受ける中で、出てくる疑問点を調べる、ということを繰り返していくことで対応していきましょう。
本日もお仕事頑張ってください。